「あなたは悪くない」と言ってあげること

順田ひろみ 次女
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次女は、小学校の入学式から
1ケ月たったある日、
「明日から、学校は行かない」と宣言しました。

「じゃ、行きたくなったら、言ってね」
と私が伝えてから3年生になるまでの、

なんと2年間、彼女は学校へ行かず、
不登校児となりました。

不登校児と言うと
聞こえが悪いですから (笑)
私は、ホームエディケーションが
始まった!と言っておりました。

と言っても、
私から何か働きかけるということはなく

彼女は今日一日をどう過ごすかを
自分で決めて、やりたいことをやっていました。

私は、彼女に質問されたことには、
一緒に答えを見つける手助けをしました。

それから、本を読んでほしいと頼まれ、
読み聞かせをすることは度々ありました。

彼女にどのように、関わるか?

私なりに様々な教育法を本や
インターネットで調べたり、

著名な教育者の講演なども聞きに
行ったりして学びました。

それらの中には、
参考になるものもありましたし、
同意できないものもありました。

納得のいく関わり方をしたかったので真剣でした。

ですから、私にとっても、
いい学びの時間となり、
そしていい実習の場にもなりました。

彼女は、図画工作、気象や天体の観察に
多くの時間を使っていました。
自らの意欲でもって、積極的に楽しんで、活動していました。

工作では、木材を使って
実物大の扇風機を一人で作り上げたことがありました。

プロペラも見事に回り、
あまりに素晴らしい仕上がりでしたので
私はリビングに飾ろうと思っていたら、

彼女は、その作品をすぐに解体し、
また別の作品を作る材料にしてしまいました!

誰かに見てもらう為とか
褒めて貰う為ではなく、
ただ無心に表現することを楽しみ、
創作することだけに満足していたのです。

他人の評価などは、どうでもよかったのです。

彼女にとってそういった学びは
全く遊びであり、目を輝かせ夢中で
取り組んでいました。

また、退屈そうな日もあって、
そんな日は退屈を十分味わっているようでした。

これも大切な時間であると思います。

じっと何もしていないように見える時も
彼女の内面では、すさまじく、
成長の変化が起きていたと思います。

彼女は、元々心の平らな子で、
産まれてこの方、一度もキーキーと
ヒステリックに騒いだことが無く、

この時期も、内心不安な時もあったと
思いますが、明るく、穏やかに過ごしていました。

ユーモアがあり、彼女が居る所には
笑いが溢れています。

私から学校へ行くことを促すことは
一度もありませんでした。
誰かの為に学校へ行く…という選択を
させたくなかったからです。

彼女が自ら、自分の為に
学校へ行きたくなるまで待つことが
大事だと思っていました。

3年生になった時、彼女は突然
「学校へ行きたい」と言い出しました。

理由は、読みたい漫画や本を、
誰の助けなく読めるようになりたいから
と話していました。

また、同世代のお友達と
もっと沢山遊びたいと思うようになったようでした。

それから以後、6年生になった現在も
彼女は活き活きと学校生活を楽しんでいます。

自らの意思で行き始めたので、
学業の吸収も早くあっと言う間に追いつきました。

先生方からは、芸術面それから
コミュニケーション能力に高い評価を得ています。

よく学校へ行っていないと
社会性が身に着かないのではないかと
心配される方が多いようですが、
彼女の場合は、問題を感じさせませんでした。

今振り返って思うのは、
それが彼女のペースであったということです。

学校という社会にデビューするのに、
彼女の準備が整ったのが、彼女の場合は
9歳だったということです。

人と同じにできなくてもいい、
違ってもいい。

その子のペースで成長していくことを
邪魔しない方がいいのではないかと思うのです。

本人が一番、自分を責めているはずです。
他の子と同じように出来ない、
学校へ行かない自分は、
ダメな人なんだとか、怠け者なんだとか
欠損のある人間なんだとか思うものです。

私自身が3歳の時すでに、
保育園へ通い始めた頃、他の子達と
同じようにできない自分に、そう感じていたことを覚えています。

そうやって自分を責めることは、
子どもの成長を歪めます。
学校へ行かないことは、悪ではないのです。

だから、

「あなたは、悪くない」と言ってあげること…

それは、幾ら言ってあげても
言い過ぎということはないくらい、大切だと思います。

「自分を愛すること」
「自分を信頼すること」こそ、
子ども達に教えてあげることなのではないかと思うのです。

順田ひろみ

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