娘のぽんちゃん、中学校最後の通知表の担任の先生のコメント。
『合唱コンでは、誰よりも仲間たちに働きかけ、誰よりも優勝を願い、誰よりも優勝を喜ぶ姿がありました。そのまっすぐな姿は進路選択にも現れていました。これからもまっすぐに進むことを恐れず、大きく羽ばたいていきましょう。卒業おめでとう。』
彼女の、「学校行事をみんなで盛り上げ楽しみたい!」という情熱は、数々のクラス優勝を齎したと、先生は彼女を『勝利の女神』と湛えてくれた。
彼女みたいなのがクラスにいたら絶対楽しいに違いない。と思う。優しさも人一倍なのが、仲間のハートに火を灯していく力となってるのだろう。
あ、けど、そういうのがウザイと思い、万が一、迷惑に感じていたヒトもいたかもしれない。
小さい頃、そのおてんばぶりから、「残念な美少女」とキャッチコピーをつけられてしまった彼女だが、
今や、立派に、オトコマエな女子に成長し、「男だったら惚れてたよ」と女の子達からの人気を得ている。男子達との友情溢れる感動エピソードもまたいい思い出だ。
小3から学校デビューした彼女、その後の勉強への意欲は凄まじく、どんどん吸収し、高校も優秀な成績で進学が決まった。
卒業式で彼女からもらった手紙に、「お母さんのような母親になりたいです」とあった。
「普通は、自分がどう見られるか?、自分の体裁だの評価だのを気にして、そっちが優先になるけど、うちのお母さんは、そういうのぜんぜん気にしないで、子どもにとって今何が大切なのか?を一番に考えてるところがすごいんだ」と彼女は言った。
…泣けるじゃないか、、、
もう、そのコメントだけで、
共に駆け抜けてきたこれまでを労うに
十分すぎるほどだった。
順田ひろみ