どんな時代も生き抜く力

12月30日、家族で、
NHKアニメ『アーヤと魔女』を観ました。
素晴らしい作品でした。

ストーリーとしては、
孤児院で、だけれど、自分の思い通りに
楽しく暮らしていた少女アーヤが、
ある日、魔女の家に引き取られ、
家に閉じ込められ、こき使われることになります。


「手伝いをする代わりに、魔法を教えてもらえる」
という約束だったのに、
その約束は、あっさり、裏切られて、
頭にきたアーヤが、反撃を開始する と、
そんな顛末です。


アーヤは、大人たちの言うなりの、
従順な、 いわゆる良い子ではありません。
賢く、たくましく、時には腹黒く、
憎らしくも見え、そして愛らしいのです。


この作品、アーヤの在り方を、
「口八丁手八丁の、周りを自分の思い通りに
コントロールする末恐ろしいクソガキ」
に見える人と、
「賢さ、たくましさ、痛快さ」として見える人
とに分れるかもしれません。
ちなみに私は後者でした。


アーヤにエールをおくる私がいました。
どんな時代も、賢しこさがあれば、
生き抜けます。ずるい大人たち、
狡猾な人間たちと対峙する時、
戦うばかりが能じゃない。


多様さをもって、ユーモアをもって、
対応していく力こそ、大切です。
更には、真に明晰さがあれば、
誰かの言うなりにならず、
こちらの言う通りにしようともせず、
心穏やかに生きていける
のではないでしょうか。


あの宮崎駿さん、宮崎吾朗さん、
鈴木敏夫さん、スタジオジブリが、
今、このコロナ禍の時代に、
アーヤを世界に紹介してくれたことに
心からの感謝と賞賛を贈りたいと思うのです。
今年度も、今日が最後。


一年間、誠に、誠に、ありがとうございました。
どうぞ皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
12月31日
(ベランダのアロエに花?が咲いていました。)


順田ひろみ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする