剣道の極意

ベランダ畑のトマトの青い香りは、
それだけで既に私達に栄養を与えてるに違いない。
我が家は夏野菜の収穫に大満足の日々。

街では、参議院選に向けて、
選挙ポスターの立て看板を、
至る所で見かける・・・

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子ども達にとって、
政治家は妙な人たちらしい。

野々村元兵庫県議の泣きべそ会見は、
あまりに衝撃的で、

「幼稚園児でもこんなに
見事に、だだ捏ねらんないよ〜!」

と三女はコメントした。

舛添元都知事の報道で、
「第三者を立てて」発言の連発は、
まったく、コントにしか
見えないらしく、

次女は、「これ、使えるね!
学校で先生からの追求に困った時は

『第三者を立てて…』って、
言えば、楽しいねっ!」と、一笑した。

そんな子ども達だが、いつだったか?
ムヒカ元ウルグアイ大統領の
スピーチには感動し、真剣に政治って
なんなんだろうって
語り合ったりもした。

政治…。

ヨーロッパで暮らす友人が、
西洋人は、政治について
よく語ると話してた。

日本人とは、明らかに違うのだと。
なるほど。そうかも知れない。

西洋と東洋の違いは
確かにあるように思う。
西洋は政治を通して生きるが、
東洋には、まったく違った
姿勢がある。

私はそれを島で育った幼い頃、
剣道を通して知った。

東洋意識のエッセンス。

『自らの内に、和合、調和し、
闘争なく、狂気なく、敵も無い、

征服もない。そして、自らの内と外さえも本当は無い。

全体性とひとつで在ること。』
剣の達人の極意。武士道の極意だ。

茶道においても、この東洋意識の
エッセンスは生きている。
茶を長く教えていた恩師の存在から
流れ込んでくるものも、やはり、
同じ姿勢だったし、思えば、
尊敬する師達に共通する姿勢なのだ。

この姿勢が、私を導いてくれている
ことを思う。
けど、勿論、政治が
どうでもいいと言う事ではない。

「在りよう」への関心である。

順田ひろみ

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